商用操作パネルにナット固定式のアーケードボタンを採用するときは、ボタン単体ではなくパネル全体の構成で適合を確認します。ねじ付きの本体をパネルに通し、裏側から固定ナットで取り付けるため、仕上がり厚さ、有効ねじ長さ、裏側の作業空間、配線経路が重要です。表面の色や発注数量を決める前に、これらを確認してください。
ナット固定式を選ぶ理由
ナット固定式には明確な締結工程があり、裏側にアクセスできる筐体では、保守時の取り外し手順も計画できます。ただし、ナットを掛けるのに十分な有効ねじ長さと締付作業の空間が必要です。「ナット固定式」という名称だけで、あらゆる厚さのパネルに使えるとは判断できません。保持状態は、採用する型番と仕上がったパネルで実際に確認します。
パネル図面を承認する前の五つの確認点
- 完成状態の厚さを測る。 パネル本体に加え、塗装、オーバーレイ、接着層、ガスケット、取付位置のスペーサーを含めます。合計厚さを、採用モデルの最新図面と有効ねじ長さに照らして確認します。
- 開口と表面レイアウトを確認する。 指定された穴径と公差、ベゼルの覆う範囲、隣接する操作部との間隔、見せたい印刷内容を確認します。
- 裏側の作業空間を確保する。 ナット、締付ける手や工具、スイッチ本体、端子、ハーネスの曲げ、周辺部品を確認します。穴に入っても、組立や交換がしにくい場合があります。
- 電気仕様を別に選ぶ。 機器に必要なスイッチ構成、接続端子、LED電源を確認します。取付方式だけでは電気仕様は決まりません。関連する確認項目は発光ボタンの配線ガイドをご覧ください。
- 交換作業を計画する。 仕上げ面や近くの配線を傷めずにナットを外せるか確認します。締付条件は採用モデルの取扱指示に従い、トルクを推測しないでください。
BAOLIANの大型ボタンの表面形状
広い平面の発光操作部には、固定ナット、ガスケット、ブラケットで取り付ける大型平面LEDボタン、品番10205010があります。凸型の表面と角型エッジを選ぶ場合は、同じくナットで固定する大型凸型LEDボタン、品番10205034があります。二つの製品は異なる表面形状の例です。開口寸法、対応パネル厚、配線仕様は、それぞれのモデルについて確認してください。
量産発注前に完成状態で試す
量産と同じパネル材を使い、設定した公差の上下限に近い試験穴を用意します。実際のオーバーレイ、ナット、スイッチ、ハーネスで組み立て、表面位置、ナットの固定状態、操作、照明、交換時の作業空間を確認します。承認した品番を開口寸法と完成パネル仕様と一緒に記録し、購買と製造で同じ構成を使用します。
要求の整理からサンプル承認までの流れは、アーケード部品のOEM/ODMプロジェクトガイドをご覧ください。筐体に合うナット固定式ボタンについては、パネル図面、完成厚さ、電気仕様、予定数量をお送りください。

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